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屋外結婚式

結婚式と結婚指輪のトレンドは時代とともに変化する

時代とともに変わる結婚式スタイル

今回ご紹介するのは、10年ごとに移り変わる結婚式のトレンド情報です。現在では様々な結婚式があり、人によって内容も費用も異なります。ひと昔前までの結婚式事情をみていくと、その時、その時代を大きく映しているように思えます。

そこで、1970年からさかのぼり、10年ごとを目安にそれぞれの結婚式スタイルについてまとめてみました。

1970年~1990年の結婚式:派手婚

まずは、1970代から1990年代の結婚式についてです。

1970年~1980年

1970年から始まった人々の結婚式のスタイルに「派手婚」と呼ばれるものがあります。文字通り、主張が強い結婚式のことをいい、この頃では今でも縁起の良いといわれている金屏風を用いた、雛人形のような結婚式が主流でした。

さらに、高度経済成長によって、「日本の地価でアメリカが2つ買える」といわれていたほど爆発的に景気が上がり、本格的なバブル時代に突入。1970年までの雛人形タイプの結婚式よりも、派手さや華やかさを重視していた時代です。イミテーションケーキと呼ばれる、何段にも乗せたケーキを、新郎新婦によってケーキ入刀したり、ゴンドラ入場したりなど派手な演出の多い結婚式スタイルです。

1990年

1990年では、派手婚から地味婚といわれる、質素に挙式をする時代に入りました。バブルが崩壊した影響で、1980年のような派手な結婚式をする人は減りました。籍だけ入れたという夫婦も多く、結婚式をしないケースも珍しくありません。

2000年~2010年の結婚式:貸し切りスタイル

次に、2000年から2010年までの結婚式についてご紹介します。

2000年

2000年代では、アットホーム婚といわれる、ゲストハウスを貸し切るスタイルの人気が上昇。家族や友人、知り合いの間柄だけで結婚式が行われ、お世話になった人へ感謝の手紙や気持ちを伝えるようになります。

2010年

2010年代からは、それまでチャペルを利用した欧米の結婚式スタイルが主流でしたが、この時代以降、日本の結婚式の文化を改めて見直されるように、「和婚」と呼ばれる伝統的で落ち着いた結婚式が流行しました。

2010年以降の結婚式:オーダーメイド結婚指輪

ここまで、1970年から2010年までの結婚式スタイルを紹介してきました。日本の経済に応じて結婚の形式が変化しているのが見て取れますね。現在では、多様な価値観の広まりとともに、多種多様な結婚式のスタイルがあります。例えば、花嫁が踊りだしたり、公共施設で結婚したりなど、挙式は統一されていません。また、結婚指輪をオーダーメイドで作る夫婦も増えていますし、結婚式だけではなく結婚指輪も時代の流れに沿って、オーダーメイドにすることでより二人だけの個性を出したいと思う人が増えてきたのでしょう。

振り返ってみると、その時代がどのような状況になっているかも伺えるため、結婚式は時代を映す1つの鏡ともいえるでしょう。